この記事は2017年3月30日に書いたものです。2017年12月の新プランや2018年5月25日発表の機能強化等で現在の内容と異なる部分があります。
アダルトサイト(ブログ)を「GMOクラウドVPS」で運営していたのですが2017年2月から「mixhost」を使っています。VPSは自分でサーバを構築する必要があり、構築する時間を考えると「レンタルサーバ」だとその手間がかからず時間の節約になるなと改めて思いました。
VPSからクラウド型レンタルサーバー「mixhost」に移転するとサーバー管理が不要になり素人ながら「あーだこーだ」とやっていたことが無くなり気持ちが楽になった。
ブログをmixhostに移転して解消された不安要素は3つ
- サーバーの重さ
- お試し期間中のプラン変更
- アクセス数
サーバーの不安定さが少しあるけど弱小アダルトサイトならVPSよりmixhostが断然よい。
VPSのサーバ構築は素人でもそこまで大変じゃない、でも軽くしようとするとかなり大変
GMOクラウドVPSは1GBプラン(2CPU、メモリ1GB)で運営。
VPSでのサーバ構築は基本的にLinux(CentOSがメジャー)で、ネット上に初心者向けサーバー構築の解説サイトがいくつもあるので素人でも頑張れば構築はできなくはないです。
ただ、VPSで運営していくと、急なアクセスでサーバーダウンを経験して色々不満のある要素も出てきて軽くするのに「Apache・PHP・DB」のチューニングをいじる必要があった。
※サーバーダウンの原因は同時接続数が多くなるとメモリ100%消費してスワップ(仮想メモリ)も100%になるから
しかも簡単に終わればいいけど、納得のいくチューニングができず「チューニング」のドツボにハマる。素人だからどこが原因か分からないし「チューニングして負荷テスト」の繰り返し、しかも運営中に。
ある程度妥協して、落ちないようにはなったのだけど同時接続数を減らしたので時間帯よっては表示が重い。さらにWordPressのメンテナンスでプラグインや本体のアップデートの更新中に進まなくなって503エラーが出る。表示の切り替わりがタイムアウトするだけでアップデートは成功してるが毎回これだと疲れる。
結局、納得いくものにならず気持ちがモヤモヤするだけだったので、「mixhost」に移転を考える。
mixhost移転で解消された不安要素
ブログの収益も毎月のサーバー代を支払うのがやっとだったので、クラウド型レンタルサーバーの「mixhost」に移転することにした。1日に耐えられるアクセス数がどのぐらいか気になっていたけど、僕の運営してるブログより圧倒的にアクセスが多いと思われる一般向けブログも移転しているから「アクセス大丈夫そう」と思って決意。
VPSで重かったサーバーが軽くなった
一番解消された不安要素はサーバーが軽くなって安定した。
VPSだととにかくWordPressの管理画面が重かった。もう、1つ1つページを移動するのが遅い・・・
さらにWordPressのアップデートでもmixhostだと更新中にタイムアウトしないしアップデートも更新後の表示の切り替わりもどちらも正常に完了する。
mixhostはクラウド型レンタルサーバーでCPUやメモリのリソースはユーザー毎に割り当てられているのでメモリの使用量に気を付けないと駄目だけどVPSよりメモリ消費が少ない。
メモリの消費はVPSだとシステムの消費も含めるので400MB程になっていたが、mixhostはシステムで使用するメモリの消費が無くなるので120MBぐらいで納まっている。
システムで消費するメモリが無くなったことからmixhostではVPSより性能の低いプランのサーバーでもブログ運営ができる。
mixhostはお試し期間中のプラン変更ができる
サーバーの重さが解決したら複数のブログも移転しようと考えていた。ただ移転するにしてもどのプランが最適か分からない。そこで、お試し契約す前に「プランの変更が可能か」サポートに問い合わせたら、お試し期間中に変更できるとのこと。
なので一番安いエコノミープランを契約して、ブログが重く感じたら上位プランに変更してどのプランに契約しようか考えでいた。
実はアダルトなブログ3サイトをエコノミープランで運営してたけど問題なさそうだった。ただ、「このブログ」も移転することを考えていたので1つ上のプラン「スタンダードプラン」に変更した。
お試し期間だったので変更はサポートへの問い合わせから行ったが、こちら側で何もしなくてもプランが変更されサイトのデータも問題なかった。これは、mixhostがユーザー毎にリソースを振り分けてる、クラウド型レンタルサーバーだからできる事かと思う。
現在サーバーのディスク容量は7GBほどで2017年8月のpv数は合計30万以上なので結果的にスタンダードプランに移行して良かったと思える。
なお、本契約時にもプランの変更ができるのでお試し期間中に変更したプランを元のプランに戻すこともできる。
アクセス数
実はGMOクラウドVPSからmixhostに移転する前に、負荷軽減のため1つのブログを海外サーバーに移転させることにした。でも失敗、1日のアクセス数が1,000pvに届かないのに負荷が高いとサーバー会社から警告メールが送られてくる(英文)。
仕方ないので、移転したブログをVPSに戻したのだけど、その海外サーバーの管理画面とmixhostの管理画面が同じ「cPanel」を使用している。なので、mixhostでもアクセス制限がかかるか不安があった。
でも最初にも述べてるように、僕の運営してるブログより圧倒的にアクセスが多い一般ブログでも移転してるのを聞いたので「大丈夫だろうと」判断。それが大正解、3サイト移転させたけど「CPU・メモリ」のリソースは少なく問題なかった。
GMO VPSで運営しているブログは3サイトで、1ヶ月の合計pvは116,870pv (2下旬に移転したため1月のPV数)。1サイト1日の平均は1256pv(このジャンルだと少ない・・・)
mixhostの各プランの1ヶ月のPV数の目安は
- エコノミー:50万PV/月
- スタンダード:100万PV/月
- プレミアム:200万PV/月
となっていて、エコノミーでも十分余裕。
さてmixhostを使ってから半年が経過した2017年8月のアクセス数は304,923pv。主にアクセスがある3ブログのアクセス数(他のブログもやってるけど1日数pvなので除外)。
9/6から過去30日のCPUとメモリのリソースも極めて少ない。
現在9/6から過去30日間のCPUとメモリのリソース状況。
所々にグラフの「ヒゲ」が出てるけどこれはブログの記事を修正して頻繁に更新かけたから。
VPSからmixhostに変えるメリット
GMOクラウドVPSからmixhostに変えて解決した不安要素から感じたメリットを挙げる。
面倒くさいサーバー構築が不要
VPSでWordPressのサイトを運営するには「Apache、PHP、MySQL」の構築が必要。でも、mixhostは共有型レンタルサーバーなのでこれらの構築は一切不要。
VPSだとApacheのチューニングしないと、Apacheベンチの負荷テストでサイトが落ちたけど、miixhostは負荷テストしても問題なかった。
むしろ、ベンチで同時接続数を上げて負荷テストすると一時的にそのIPからのアクセスが制限されるので、他の利用者に迷惑かからないようになっている。
PHPのバージョンも簡単に切り替えることができるので、サーバー構築する時間も無くなる。
お試し期間がGMO VPSの2倍長い
GMO VPSのお試し期間は15日間、mixhostのお試し期間は30日間と2倍長い。しかもVPSのサーバー構築する時間も不要になる。
VPSのサーバー構築は慣れない素人なので1週間ほどかかりブログ運営に使った期間が実質1週間となった。
mixhostはサーバー構築は不要なのでお試し期間中である30日近くブログの運営ができるので、十分な期間アクセス状況やサーバーの負荷など確認できるので本契約の判断が付きやすい。
VPSより下のプランでも十分運営できる
VPSの1GBプランからmixhostのエコノミープランでメモリが半分になるから不安はあったけど、実際に使うとメモリ512MBで十分運営できてる。負荷が高くなりそうでもプラン変更があ容易ですぐに変更できる。
mixhostのエコノミープランは「50万pv/月」が目安だけど、このブログも詰め込むことも考えて、スタンダードプラン変更した。プラン変更でグラフを見てもまだまだ余裕。
mixhostのスタンダードプランで直近7日間のCPUとメモリ消費のグラフ。
CPUのグラフにヒゲが出てるのは短時間に記事を連続更新したから。それ以外はグラフに余裕がある。
VPSでWordPressの負荷が高いのはmixhostでも同じ
「mixhost」はユーザー毎にリソースが管理されてるから、他のユーザーのサイトの負荷が重くても影響が出ないけど、VPS同様にWordPressで負荷が高いプラグインを使用してるとデメリットとになる場合も。
例えば「EWWW Image Optimizer」は画像最適化できるプラグインだけど、処理中はCPUが食うのはVPSもmixhostも同じ。
頻繁に最適化するとCPU制限食らうこともあるから控えたほうが良さそうです。
mixhostの「ヘルプセンター」にWordPressの負荷対策など詳しく載ってるのでリンクを貼っておきます
臨時、更新され情報が増えるので、かなり参考になる。
まだ若いサーバー会社なので経験が浅く、落ちることもしばしば
mixhostは2016年4月に設立された会社。レンタルサーバーのサービス開始は2016年7月から。
まだ経験が浅いのでサーバーの安定には不安がある。2017年9月6日現在、2月頃に比べると障害が少なくなっているけど、SSLの自動更新のトラブルなどたまに起きる。
mixhostより安くて歴史が長いサーバー会社はいくらでもある。ただ、言えることは月千円以内でアダルトサイトOKの国内サーバーは極めて少ないから選択肢に入ると思う。まだサーバー代払えるのがやっとのブログとかは特に。
GMO VPSとmixhostの料金プラン
最後に、GMO VPSとmixhostの料金プランも書いておきますね。3プランだけですが個人だと十分かと思う。
GMOクラウドVPS 料金プラン
プラン | 1GB | 2GB | 4GB |
---|---|---|---|
月額(年契約) | 780円 | 1280円 | 2380円 |
初期費用 | 4000円 | ||
CPU(仮想) | 2コア | 3コア | 4コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB |
ディスク容量(HDD) | 50GB | 100GB | 200GB |
お試し期間 | 15日間 |
※1年契約の場合
mixhost 料金プラン
プラン | スタンダード | プレミアム | |
---|---|---|---|
月額(年契約) | |
980円 | 1980円 |
初期費用 | 0円 | ||
CPU(仮想) | |
2コア | 3コア |
メモリ | 512MB | 1GB | 2GB |
ディスク容量(SSD) | |
20GB → 40GB | 30GB → 60GB |
お試し期間 | 30日間 |
※1年契約の場合
2017年12月5日でエコノミープランの申し込みが終了しました。また、新規契約で全プランのディスク容量もアップしてます。
まとめ
色々なサイトでmixhostは「速い」との評判だけど、僕はあまり実感がわかない。ただ、GMOクラウドVPSから移転で消費メモリが減ってWordPressのアップデートも問題なくできて安定した。
さらに、サーバーの管理が不要になったのもある。サイトの管理だけでなのでブログ更新もはかどるしモヤモヤな気持ちが無くなった。
mixhostはアダルトサイトOKで特にアクセスが少なくサーバー代を抑えたい方にはおすすめ。(無修正を扱わないなど日本の法律に厳守)
安いからってVPSで初めて面倒なサーバー構築するより、mixhostでサイト運営したほうが時間も費用の面でも節約になる。
サポートの対応もよく問い合わせのレスポンスも早い。また、mixhostの「ヘルプセンター」も情報量多くて困ったときの頼りになります。
mixhostにお試し利用登録のやり方はこちらでご紹介。
